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平成26年度第1回教育モニターアンケート 都立高校学力スタンダード

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最終更新日:平成27年(2015)2月13日

平成26年度第1回 東京都教育モニターアンケート集計結果「 都立高校学力スタンダードに関する意識調査について」

この度、平成26年度第1回東京都教育モニターアンケート「都立高校学力スタンダードに関する意識調査」の集計結果がまとまりましたので、お知らせいたします。東京都教育委員会では、今年度から全ての都立高校(進学指導重点校、中高一貫教育校、夜間定時制高校、通信制高校を除く。)において、「都立高校学力スタンダード」に基づく学習指導を実施しております。それに伴い、各学校において具体的な学習目標(学力スタンダード)を明示することや、生徒への学習指導への活用方法等に関する関心や意向などについて、御意見を頂戴しました。

1 アンケートの実施時期 平成26年10月~11月

2 回答者数 100名中81名

3 回答率 81%

4 回答者属性

全体81名 100%

回答者属性(性別)
性別 人数
37人 45.7%
44人 54.3%
回答者属性(年齢層)
年齢層 人数
10代~20代 3人 3.7%
30代~40代 35人 43.2%
50代以上 43人 53.1%

都立高校学力スタンダードについて<概要>

(ねらい)
  • 各学校が明確な学習目標を明示し、校内で組織的・効果的な指導を行う。
  • 明確な目標に基づき指導と評価を行い、その評価に基づいて次の指導を行うことにより、指導内容・方法の改善を図る。
  • 生徒の学力を正確に把握し、繰り返し指導することで、学力を確実に定着させる。
(内容)
  • 東京都教育委員会では、文部科学省の定める「高等学校学習指導要領」の内容に対して、どの程度学べばよいか分かるように具体的な学習目標を明示した「都立高校学力スタンダード」を、科目ごとに「基礎」「応用」「発展」の3段階で作成している。
  • 各都立高校では、学校の設置目的や生徒の学力の実態に基づいて、自校の学力スタンダードを作成し、それに基づいて学習指導を行うとともに、定期考査や学力調査等で評価を行う。
  • これらの評価結果を活用し、自校の定めた明確な目標(自校の学力スタンダード)に達していない生徒には繰り返し指導を行って目標に到達することを目指す。
  • 各校は、生徒の学力の定着状況等を把握し、目標設定や指導方法等の改善を図っていく。
(対象)
  • 平成25年度から32校の「都立高校学力スタンダード推進校」で先行して実施。平成26年度から、進学指導重点校・中高一貫教育校・夜間定時制高校・通信制高校を除く全都立高校を対象として実施。
「都立高校学力スタンダード」の詳細については、こちらをご参照ください。

集計結果について

問1 今回、東京都の「都立高校学力スタンダード」について御案内する前から、「都立高校学力スタンダード」について御存知でしたか。下記の中から1つ選んでお答えください。

問1 回答内容
選択肢 回答内容 人数 %
1 知っていた 12 14.8
2 名前を聞いたことはあった 21 25.9
3 全く知らなかった 48 59.3
  全体 81 100.0

集計結果

問2 「都立高校学力スタンダード」は、生徒の学力を正確に把握し、繰り返し指導することで学力を確実に定着させることを目的としています。こうした、生徒の学力向上を目的とする取組について、どう思われますか。下記の中から1つ選んでお答えください。

問2 回答内容
選択肢 回答内容 人数 %
1 良い取組だと思う 65 80.2
2 普通の取組だと思う 13 16.0
3 もっと他に優先すべき取組があると思う 3 3.7
  全体 81 100.0

集計結果

問3 問2で1とお答えいただいた方に、お尋ねいたします。1とお答えになった理由について、下記の中から最も近いものを1つ選んでお答えください。

問3 回答内容
選択肢 回答内容 人数 %
1 学校ごとに設置目的・生徒の学力が異なり、それらに合わせて学習指導をすることは生徒の学力向上に繋がる 39 60.0
2 各学校が、自ら明確な学習目標を定めることで、学校としての組織的・効果的な指導や体制づくりを行うことができる 26 40.0
3 その他 0 0.0
  全体 65 100.0

集計結果

問4 問2で2又は3とお答えいただいた方に、お尋ねいたします。2又は3とお答えになった理由について、下記の中から最も近 いものを1つ選んでお答えください。

問4 回答内容
選択肢 回答内容 人数 %
1 学校間での学力差がより広がることが懸念される 3 18.8
2 各学校で作成した学習目標が適切かどうか分からない 5 31.3
3 その他 8 50.0
  全体 16 100.0

集計結果

(その他意見例)

  • 「学力」がやや知識・理解に偏っている気がする。意欲・関心を持たせ、それを伸長させる要素が薄いように感じ、生徒が受け身となっている。
  • 学力をつけさせることは、素晴らしい取組であるが、教科内容によっては、指導方法のバラツキを危惧する。
  • 教育行政として当然なすべきことと思う。

問5 東京都の「都立高校学力スタンダード」をもとに、学校の設置目的や生徒の学力の実態に応じて、自校の学力スタンダードを作成することについて、どのようにお考えですか。下記の中から1つ選んでお答えください。

問5 回答内容
選択肢 回答内容 人数 %
1 適切だと思う 66 81.5
2 不適切だと思う 2 2.5
3 どちらともいえない 13 16.0
  全体 81 100.0

集計結果

問6 「学力調査」の結果が判明した後、目標に到達していない生徒に対して、各校ですぐに実施すべき学習指導として、どれが最も適切と思われますか。下記の中から1つ選んでお答えください。

問6 回答内容
選択肢 回答内容 人数 %
1 学力調査問題の解き直しを実施する 11 13.6
2 学力調査問題の解き直し以外の、類似の確認テストを実施する 11 13.6
3 学力調査結果に基づいて、苦手分野の補習を実施する 46 56.8
4 学力調査結果に基づいて、生徒に苦手分野の課題レポートを作成させる 8 9.9
5 その他 5 6.2
  全体 81 100.0

集計結果

(その他意見例)

  • 生徒同士が、教え合ったりするなどの共同学習を行うことも取り入れてほしい。

問7 各校が、前年度の「学力調査」結果を踏まえ、次年度に取り組むべきこととしてどれが最も適切だと思われますか。下記の中から1つ選んでお答えください。

問7 回答内容
選択肢 回答内容 人数 %
1 教材を工夫する 16 19.8
2 課題を工夫する 24 29.6
3 授業の進行速度を見直す 11 13.6
4 放課後に補習を行う 16 19.8
5 夏休み等の長期休業日中に補習を行う 11 13.6
6 その他 3 3.7
  全体 81 100.0

集計結果

(その他意見例)

  • 教材や課題を変えてしまうと、前年度の結果が生かされない恐れがある。一定の評価が出るまでは同一の教材・課題で取り組むべき。回答3に類似するが、前年度の結果で弱かった点を重点目標として授業の進行(取り扱う時間)を工夫する。

問8 学校全体として、「学力調査」の結果を、どのように活用すべきと考えますか。最も適切と思われるものを、下記の中から1つ選んでお答えください。

問8 回答内容
選択肢 回答内容 人数 %
1 自校の学力スタンダードの見直し 12 14.8
2 授業の進め方や指導方法の改善 65 80.2
3 定期考査問題の改善 1 1.2
4 その他 3 3.7
  全体 81 100.0

集計結果

(その他意見例)

  • 生徒の多様なニーズを知る。これからの時代にあった教育を生徒と一緒に模索する場を設定する。

問9 「都立高校学力スタンダード」について、どのような成果が期待できるとお考えですか。最も適切と思われるものを、下記の中から1つ選んでお答えください。

問9 回答内容
選択肢 回答内容 人数 %
1 生徒の学力定着状況が明確になり、適確な学習指導ができる 39 48.1
2 教員間の意見交換が活発化し、教員の指導力が向上する 8 9.9
3 都立高校において、学力向上に向けた組織的な校内体制が整備される 15 18.5
4 都立高校全体で、学力向上を目指す取組が活性化される 16 19.8
5 その他 3 3.7
  全体 81 100.0

集計結果

(その他意見例)

  • 各学校の独自性(特色)に向けた取組が活性化できる。

問10 各校が、学力スタンダードの取組を進めるに当たって、今後最も取り組むべきとお考えのものを、下記の中から1つ選んでお答えください。

問10 回答内容
選択肢 回答内容 人数 %
1 学力調査を踏まえた学習指導方法の改善 22 27.2
2 学校が定めた学力調査の目標値に達していない生徒への繰り返し指導体制の構築と指導時間の確保 41 50.6
3 最終的に都の目標値に、全生徒が達するような指導方法・内容の工夫・改善 15 18.5
4 その他 3 3.7
  全体 81 100.0

集計結果

(その他意見例)

  • 生徒一人一人が自己を知る(自己について考える)機会を提供できる。学力スタンダードの取組を通して高校生活の在り方を模索できる。

問11 「都立高校学力スタンダード」について、御意見や御提案などがありましたら、自由に御記入ください。

(自由意見例)

  • 「都立高校学力スタンダード」はとてもいい取組ですが、「学力スタンダード」という名称はとても分かりにくいです。名称だけ見て、内容は全然想像できません。分かりやすい名称を考えるべきです。
  • いい取組だと正直思います。しかし、何のために実施するのか生徒が理解、認識していないとあまり効果が期待できないと思います。内容(目的)を理解して取り組むのと理解せず取り組むのでは結果が変わってくると思います。
  • 個人に合った指導方法を模索するとともに、やる気をもたせて、自発的に取り組める方法を見付ける。教師の役割に期待するところが大きい。
  • 学校間の目標設定のプロセスが教員の指導力向上になると思います。また、生徒の学習目標がより明確になり、指導の効果が期待できる。
  • 各校の目標設定が低くならないような仕組が必要だと感じました。また、野心的な目標を設定し、目標を達成した高校には、設備費や人件費(給与)の増額等を盛り込み、インセンティブを与えた方が良いと思います。
  • 学校の中で、生徒が落ちこぼれないように指導して欲しい。適切な進路に向けて励みになるよう、お願いしたいです。
  • 学校や教員同士でより良い指導方法を意見交換できる風土が育ってほしいです。
  • 学力スタンダードの狙い、内容は大変良いと考えます。各学校がスタンダードに沿ったテーマ、目標を立て、実施、確認、改善を繰り返すことが教育の活性化になると考えます。また、そのような中で理数、文学、芸術など特徴ある学校教育が芽生えれば生徒も自分の良さが発見できるのではないかと考えます。学校の先生、生徒、教育委員会の連携が大切と考えます。
  • 学力スタンダードを、指定された学校で一貫して定めることで、所属する学校内のレベルだけでなくもっと大人数の中でのレベルが明確になる工夫がほしい。仮に、ある生徒が自分の学校ではトップクラスに属していても、他校ではその中間レベルに当たるといったことがあれば、その子にとっては学力の向上心が生まれる可能性があるから。
  • 好取組と思います。先生=教える側も、生徒=教わる側も、受け身の意識でなく、先生は苦手な生徒を勉強の好きな生徒に変える意識と意欲をもって実践、生徒も自分のためだとしっかり自覚して勉学に励んでほしい。
  • 行政サイドだけで決めずに、現場の教員、父兄、生徒、学識経験者など広く意見を聞いて進めてほしい。
  • 高校全体の学力向上が大きな目標で大切な事だとは思うが、やはり個人の習熟度をいかに把握し、丁寧に指導し改善に導くかが重要だと感じる。個人が向上し、初めて全体が引き上がるのではないだろうか。しかし、それを指導するには時間の確保が不可欠。ただでさえ、先生方の日常の勤務は過酷だと思う。そのためのフォローの教員の増員を行うべきだと感じる。日々ハードな勤務状況で心身のバランスを崩す先生方は多い。せっかくの良い施策もそれでは功をなさないと感じる。生徒を導く先生方にどうぞ手厚いフォローをお願いする。
  • 自分が高校生だった頃を思い返しながら、都立高校学力スタンダードについて、考えさせていただきました。得意科目と不得手な科目がはっきりしてきた年齢でしたが、この時期に苦手意識をもってしまうと大人になってからもひきずる傾向があったので、高校時代にしっかりと学習する機会を強化していただくことはとても良いと感じました。また、正解に至らなかった単元については、同じような問題を解くだけでは身に付かないので、理解して知識が定着できるまでこまめに補習していただくのが良いと思います(教員の方の負担は増えてしまうでしょうが・・・)あと、具体的な目標をはっきり文章化することで、学校・教師・生徒・家庭が学習のねらいを共有できるのは良いと感じました。
  • 自分自身も都立高校出身ですが、全く内容について知りませんでした。こうした取組はもっと周知すべきだと思います。周知することで、都立に対するイメージも大きく改善するのではないでしょうか?
  • 実際に都立高校に進学する中学生が、進路選択する際に参考にできるように、広く中学校、中学生、保護者にこの「都立高校学力スタンダード」が情報として行きわたることを希望します。
  • 実施後の各学校における効果及び全ての学校での成果とレベルの分布を見てみたい。(学校のレベル分布)
  • 生徒の実態をつかみ、個に応じたきめの細かい指導が大切である。教員が教材や指導法を工夫・研究する時間を十分確保できるよう環境整備に配慮が必要。大学生や社会人の学習支援、人材活用で雑務の軽減などできることがあるのではないか。
  • 多様な個性を尊重しつつも、各校が学力状況を的確に把握し、組織的に対応していかれることを期待します。
  • 都立高校生徒全体の学習能力をレベルアップさせるための構想としては大いに結構であるとは思うが、ペーパーテスト以外に生徒一人一任の活動を観察して評価するには手間と時間と公平性の点で、教師にかかる負担が大きいのではなかろうか。教育現場での今後の取組に課題があると思った。
  • 勉強の苦手な生徒も居れば、比較的楽に理解が出来る生徒もいる。生徒一人一人に目を向けて、把握出来るような学校の制度を整えて欲しいと常々思っていた。それが実現出来る「都立高校学力スタンダード」であって欲しいと思う。
  • 本人をやる気にさせる勉強方法を各学校で見い出せることが大事だと思います。良い点を取ることや平均点を上げるだけの教育では生徒にとって身になる教育ではなく、興味をもってもっと知りたいと思える内容の指導方法を目指せばおのずとレベルが上がるように思います。
  • 目標を達成できても満足しないで常に高い目標を設定して学力向上に向けて努力願いたい。
  • 良い事と思います。継続的な活動が重要なので、今後の活動に期待します。

 

お問い合わせ

教育庁総務部教育情報課広聴担当
電話:03-5320-6733 ファクシミリ:03-5388-1725
メール:S9000004(at)section.metro.tokyo.jp
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