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緊急アピール「いじめを許さず、尊い命を守るために」について

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最終更新日:平成18年(2006)11月8日

本日、東京都教育委員会中村正彦教育長が、緊急アピールを行いましたので、お知らせします。

緊急アピール
「いじめを許さず、尊い命を守るために」

文部科学大臣への手紙を読みました。

どんなことがあっても、自らの命を絶ってはいけません。相談する勇気をもってください。必ずだれかが受け止めてくれることを信じてください。

東京都教育委員会は、区市町村教育委員会や学校と力を合わせて、今、いじめをなくすために全力を挙げています。

繰り返します。決して、自らの命を絶ってはいけません。

あなたからの電話を待っています。

電話番号は、いじめ等問題対策室(03)5320-6888です。

子供たちへ

みなさんは、いかなる理由があったとしても、自らの命を絶ってはいけません。辛いこと、苦しいことに耐えられなくなったときは、決して一人だけで解決しようとしてはいけません。

人間は決して強いものではありませんし、一人で生きられるものではありません。多くの人たちに支えられて成長し生きていくのです。互いに支え合っていくのが人間です。

困ったときは、家族や周りの人に助けを求めてください。悩みを打ち明けることは、決して恥ずかしいことではありません。あなたが弱いということでもありません。

みなさんの思いを受け止めることは、わたしたち大人の責任です。大人を頼りにしてください。

力強く生きてください。素晴らしい人生を送ってください。つらいこと、悲しいこと、苦しいことを乗り越えて素晴らしい人生を送ってください。決して、自らの命を絶ってはいけません。

保護者のみなさんへ

子供をよく見つめ、子供の気持ちに、子供の思いに寄り添ってください。子供の声を聞き、子供が相談できるようにしてください。みなさんの子供に対する思いを伝えてください。どれほど、子供たちがかけがえのないものかを伝えてください。子供に、苦難を乗り越えていく勇気を与えてください。

すべての先生方へ

子供たちを見つめてください。今、子供たちが何を感じ、何を思っているのかを、しっかりとつかんでください。

そして、いじめられている子供がいたら全力で守ってください。「わたしたちが、あなたを守り通します。」と、子供たちに力強く伝えてください。言葉と態度で毅然と示してください。

みなさん一人ひとりが、いじめは人間として決して許されないことを、子供たちに、保護者に、身をもって示さなければならないのです。繰り返し、繰り返し、子供たちに教えなければならないのです。

すべての校長先生方へ

いじめのない学校を目指してください。いじめは、いつでも、どこでも起こりうるものです。

すべての教職員が、一丸となって、いじめのない学校づくりを進めてください。保護者の方々、地域の方々の協力を求めてください。

校長先生が、子供に直接、語りかけてください。いじめは絶対に許されないことを、そして、どんな理由があろうとも、自らの命を絶ってはならないことを。

全教職員の先頭に立って、いじめのない学校づくりに邁進してください。

平成18年11月8日
東京都教育委員会教育長 中村正彦

お問い合わせ

教育庁総務部教育政策課政策担当
電話:03-5320-6707 ファクシミリ:03-5388-1725
メール:S9000006(at)section.metro.tokyo.jp
迷惑メール対策のため、メールアドレスの表記を一部変更しております。
お手数ですが、メール送信の際は(at)を@に置き換えてご利用ください。

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