ここから本文です

起業創業ラボ[集中型]/ DAY1 「未来に起こることを想像する」を実施しました

  • Facebookでシェアする
  • LINEで送る

公開日:令和元年(2019)9月10日
最終更新日:令和元年(2019)9月10日

内容

●日時:2019年7月31日(水曜日)9時30分~15時00分
 ●参加人数:21名

起業創業ラボ(集中型)DAY1の様子

 

概要

今回は、「未来に起こることを想像する」というテーマで、トレンド情報から未来を考える活動を行いました。

プロジェクトの全体

はじめに、起業創業ラボのプロジェクトテーマや一連のプロジェクトにおけるDAY1の位置付けが共有されました。プロジェクトテーマは『インバウンド~新しい訪日外国人向けビジネスを考える~』。プロジェクト全体では四つのステップがあり、今回はその中の「STEP1:未来を考える」活動であることが伝えられました。

なぜ新しいビジネスを創出するために未来を考える必要があるのか。ファシリテーターからは、アイデア発想のためには、未来を感じさせる新しい考え方・技術(=方法)を知っておくことが必要であり、そのよう方法を情報として持っておくほど、ユーザーの隠れたニーズを解決するのに結びつきやすい、という説明がなされました。最新の商品・サービスのアイデアがどのように発想されたのか、ミニワークをした上でメインの活動に入っていきました。

起業創業ラボ(集中型)1DAYの様子
起業創業ラボ(集中型)1DAYの様子

「未来のキザシ」を抽出

最初のワークは、各自が事前に集めてきたトレンド情報を共有し、分類していく活動です。各グループ合わせて100枚近くの情報が机に並べられ、情報を読み込みながら、共通するキーワードを抽出し情報を整理していきました。

次に、まとめあげたキーワードからどのような未来が起こるかを想像し、タイトル化するという活動を行いました。それを本プロジェクトでは「未来のキザシ」と呼びます。情報を読み込みながら、ワークシートへタイトルやそのタイトルに込められた理由、根拠となった情報を記入していきます。ファシリテーターからは「未来のキザシは一枚一枚の情報の単語の奥にあるものを読み取り、つながりを見つけていくのがよい」「正しい答えはないので、自分の発想を信じてどんどん思いついたことをグループ内で共有してほしい」ということが伝えられました。

活動に取り掛かる前の参加者は「よし、やってやろう」と目に火がついたような表情であり、活動が進むにつれ、床や机にトレンド情報を広げながらグループで活発なやりとりが生じ、多くの「未来のキザシ」が抽出されていきました。

起業創業ラボ(集中型)1DAYの様子
起業創業ラボ(集中型)1DAYの様子

「極端な未来シナリオ」を発想してみる

さらに、個人の思いついた「未来のキザシ」から、それを裏づける情報を当てはめていくという、前の活動とは逆の発想に取り組みました。ファシリテーターからは「極端に考えてみよう」「アイデアをだすときは、一見突飛だと思うような発想でも無駄なことだと思わなくてよい」ということが伝えられ、参加者は「未来にあってほしい・あったらいい」という視点で未来に思いを馳せていきました。

起業創業ラボ(集中型)1DAYの様子
起業創業ラボ(集中型)1DAYの様子

ワールドカフェ形式で共有

これまで探求し発想してきた「未来のキザシ」を、全体で共有していく活動を行いました。グループ内が二つの役割、[1]これまでグループ内で出た「未来のキザシ」をプレゼンテーションする役割、[2]各グループの情報を収集する役割に分かれ、[2]の役割の人たちが各グループを順に回り、アイデアに対して具体的なイメージをもって質疑応答していました。

各自付箋やノートに紹介してもらったアイデアを書き込みながら活発な情報交換が進んでいき「〇〇はいいけれど、こういう面もある」というように、別の視点を加えたりしているのが印象的でした。

参加者の感想

  • 前回はみんな緊張していて、ちょっと壁があったと感じていましたが、だんだんみんなのことが分かってきて、何でも言い合えるようなチームになってきました。もっと中高生がこういうのに参加してほしいと思いました。
  • いろんなトレンドがあって、それらを関連付けたり、それらから課題発見するのは難しいと感じましたが、そこから導き出された案を出した瞬間は楽しかった。
  • 突拍子ないことを考えられるくらい頭を柔らかくすることが大切で、そこから何を考えられるかも大切だと思った。
  • 一つのアイデアでも、伝え方や受け取り方によって意外な広がり方をして、とても面白かった。個人だけ、チームだけでなく、周りに発信して意見を求めることが大切だと感じた。
  • 「未来を考える」作業のとき、今、現在の起こっていることを極端に考えてみるということを今までしたことがなかったので不思議な感覚でした。一度極端に考えてみてから未来を想像してみると、これはもしかしたら実現可能なんじゃないか、と思えてきたものもありました。
  • 普段、学校で探求学習を行う時に同じようなことをやったりしているが、ここまで深掘りしてアイデアを出したのは久しぶりかもしれない。
  • いくら突拍子もないアイデアだとしても、今の技術を知っていれば、なんとなくできるような感じがしてきた。
  • 誰かと一緒に考えることで新しい物が生まれると再認識した。
  • フィードバックは鋭い意見が多く、アイデアをブラッシュアップできた。
  • 一人一人の意見が濃くて良いものだから、全員の意見をしっかり一人一人が聞いて、組み合わせてより良いものにできたらいいと思う。
  • 一方的に話すのではなく、対話を意識することで双方の理解が増すと思った。
  • チームの中でたくさんの意見が出るが、今何を優先させて考えるべきか話すことができたら、より良いものが生み出せるのではないかと思う。
  • アイデアを出す。そのために自分の引き出しを増やしておく。日頃からニュースや動画を見ようと思った。
  • 自分の将来を想像するのは不安などがあるが、地球のことや、もっと莫大なことを考えると、とても楽しいことが分かった。
  • ワールドカフェを通じて、自分の説明力の無さに驚いた。自分の頭にあることを人に伝えるために準備を欠かさずにする。

 

お問い合わせ

教育庁指導部高等学校教育指導課
電話:03-5320-6845 ファクシミリ:03-5388-1733
メール:S9000023(at)section.metro.tokyo.jp
迷惑メール対策のため、メールアドレスの表記を一部変更しております。
お手数ですが、メール送信の際は(at)を@に置き換えてご利用ください。

ページID 4828

このページの目次

PCサイト表示

表示を元に戻す

ページの終わりです
ページの先頭へ戻る


ページの
先頭へ