平成23年3月10日
教育庁
平成22年度東京都児童・生徒の体力テスト調査の結果について
東京都教育委員会は、児童・生徒の体力の状況を明らかにし、学校体育と指導行政上の基礎資料とするために、昭和41年以来、体力・運動能力調査を実施してきました。
このたび、「平成22年度東京都児童・生徒の体力テスト調査報告書」を取りまとめたので、下記にその概要をお知らせします。
記
1 調査対象
都内公立学校から実施校を抽出し、調査を行った。
| 校種 |
学校数 |
人数 |
【参考】在籍者数(抽出率) |
| 小学校 |
60校 |
25,110人 |
564,426人(4.4%) |
| 中学校 |
59校 |
18,912人 |
225,365人(8.4%) |
| 高等学校 |
35校 |
19,228人 |
133,542人(14.4%) |
| 計 |
154校 |
63,250人 |
923,333人(6.9%) |
2 調査項目
| |
体格 |
体力・運動能力 |
小学校 (6歳〜11歳) |
身長、体重、座高 |
握力、上体起こし、長座体前屈、反復横とび、20mシャトルラン、50m走、立ち幅とび、ソフトボール投げ |
中学校・高等学校 (12歳〜17歳) |
身長、体重、座高 |
握力、上体起こし、長座体前屈、反復横とび、持久走と20mシャトルランのいずれかを選択、立ち幅とび、50m走、ハンドボール投げ |
3 調査結果の比較分析
今年度の調査結果(平均値)を基に、以下の比較を行った。
(1)平成21年度の全国平均値との比較
(2)平成12年度(10年前)の都平均値との比較
(3)昭和55年度(30年前)の都平均値との比較
4 調査結果の比較分析の概要
(1)平成21年度の全国平均値との比較
【体格】
- 小学校の児童は、男子8歳の体重が上回っており、女子11歳の身長及び体重が下回っている。
- 中学校の生徒は、男子14歳の体重が上回っており、女子12歳の座高、13歳の身長・体重、14歳の体重が上回っている。
- 高等学校の生徒は、男子16歳の体重が上回っており、女子15〜17歳の身長、17歳の体重が上回っている。
【体力】
<小学校>
- 男女の長座体前屈、女子の50m走は、上回っている。
- 男女の反復横とび、20mシャトルラン、立ち幅とび、ソフトボール投げは、下回っている。
<中学校>
- 女子の握力、男子の上体起こし、男女の長座体前屈以外は、下回っている。
<高等学校>
(2)平成12年度(10年前)の都平均との比較
【体格】
- 小学校の児童は、男子7歳の身長、7〜11歳の体重、9・10歳の座高が下回っており、女子6・9歳の身長、全年齢の体重、6歳の座高が下回っている。
- 中学校の生徒は、男子14歳の座高、女子12・13歳の身長、14歳の座高が同程度である以外は、下回っている。
- 高等学校の生徒は、男子16・17歳の体重が上回っており、女子15歳の身長・体重、17歳の座高が下回っている。
【体力】
<小学校>
- 男女の上体起こし、長座体前屈、20mシャトルラン、50m走、女子の握力は、上回っている。
- 男子の握力、反復横とび、ソフトボール投げは、同程度である。
- 女子の立ち幅とび、ソフトボール投げは、下回っている。
<中学校>
- 男子の握力、ハンドボール投げ、女子の持久走は下回っているが、それ以外の種目は上回っているか同程度である。
<高等学校>
- 男子の持久走は下回っているが、それ以外の種目は上回っているか同程度である。
(3)昭和55年度(30年前)の都平均値との比較
【体格】
【体力】
- 男子の50m走は同程度であるが、それ以外は下回っている。
5 調査結果の全体的特徴
- ○ 体格は、全般的に全国平均値と同程度であるが、体力は、中学校及び高等学校で全般的に全国平均値を下回っている
- ○ 過去との比較では、30年前(親の世代)より体格は上回っているが、体力は下回っている。しかし、10年前との比較では、体格では体重が下回っており(軽くなっており)、体力では全ての項目で向上の傾向を示してきている。
6 生活実態調査と体力テストとの関連
- ○ 運動部や地域スポーツクラブに所属している児童・生徒の方が、体力テストの合計得点が高い。
- ○ 朝食摂取状況と体力テストの合計得点との関係では、年齢が上がるにつれて「毎日食べる者」と「毎日食べない者」の体力テストの合計得点の差が大きくなる。
7 今後の体力向上について
(1)目標
- 児童・生徒の体力を、平成24年度には全国平均にまで、平成31年度には、戦後、子供の体力がピークであったとされる昭和50年代の水準にまで向上させる。
(2)具体的な取組
- 全ての都内公立学校における「一校一取組」運動の実施
- 都内公立学校の全児童・生徒を対象とした東京都児童・生徒体力・運動能力、生活・運動習慣等実態調査(東京都統一体力テスト)の実施
- 小学校における「生活習慣や運動習慣等の定着に関する実践研究」や「1日60分運動・スポーツ」総合運動部活動実践モデル事業の実施
- 部活動推進指定校の指定、部活動振興予算の重点配付、外部指導員の導入等による部活動の一層の振興
- スポーツの特性や魅力を生かした「スポーツ教育」の推進
- 区市町村対抗による中学生「東京駅伝」大会の開催
- 区市町村教育委員会との緊密な連携による体力向上施策の推進
別添 平成22年度東京都児童・生徒の体力テスト調査報告書の概要版(PDF形式:513KB)
別添 平成22年度東京都児童・生徒の体力テスト調査報告書(PDF形式:1.02MB)
<問い合わせ先>
教育庁指導部指導企画課
電話 03-5320-6887
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