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平成21年4月30日
教育庁

都立高等学校における生徒指導要録の誤廃棄又は紛失等について

 都立九段高等学校全日制課程他5校の都立高等学校(すべて全日制課程)において、保存期間内の生徒指導要録が誤廃棄又は紛失していたこと、また3校の都立高等学校(全日制課程2校、通信制課程1校)において現在所在不明であることが判明しましたので、お知らせします。

1 都立九段高等学校(平成21年3月31日閉校)における生徒指導要録の誤廃棄について

(1) 経緯

1平成21年1月末ころ、閉校に伴う生徒指導要録の点検作業を3名の教員で行っていたところ、生徒指導要録の一部が所在不明であることが分かった。

 

【所在不明であるとの報告のあった生徒指導要録の内容】

平成7年度卒業生〈全7クラス〉(旧様式) 7クラス 7冊 285人分

平成8年度卒業生〈全7クラス〉(様式1)

7クラス 7冊

292人分

平成9年度卒業生〈全7クラス〉(様式1)

7クラス 7冊

290人分

合計

21クラス21冊

867人分

2事故発覚後、当時の関係者への聴き取りや学校内の捜索を続けたが発見されなかった。

3平成21年3月25日(水曜日)、校長は、副校長から上記1の生徒指導要録が所在不明であるとの報告を受けた。

4平成21年3月27日(金曜日)、校長は、東部学校経営支援センターに事故報告を行った。

(2) 都教育委員会の対応

 事故報告を受け、4月から当該校の関係者(当時の管理職・経営企画室長・教務主任を含む8名)に対し事情聴取等を行い、生徒指導要録の管理状況及び保管・廃棄の経過を調査した。
 その結果、都立九段高等学校では、直近5年間の生徒指導要録は2階印刷室内の耐火金庫に、それ以外の生徒指導要録は1階機械室及び経営企画室内の耐火金庫に保存しており、機械室内の耐火金庫には保存期間の過ぎた生徒指導要録と保存期間内の生徒指導要録が混在した状態にあった。
  また、平成18年3月ころ、都立九段高等学校が、1階機械室の耐火金庫に保存されていた保存期間の過ぎた生徒指導要録を廃棄した事実があった。関係者の事情聴取から、この時に当該生徒指導要録も誤廃棄されていたものとして認定した。

2 都立高等学校5校における生徒指導要録の誤廃棄又は紛失について

(1) 経緯

 平成21年4月20日(月曜日)、全都立学校に対して、平成元年度卒業生以降の保存期間内にある生徒指導要録の保管状況について自己点検し、点検結果を報告するよう指示したところ、都立九段高等学校以外の5校の都立高等学校から、生徒指導要録の一部が所在不明であるとの報告があった。

【生徒指導要録の一部が所在不明であるとの報告のあった都立高等学校とその内容】

 

深沢高等学校

平成元年度卒業生 〈全9クラス〉(旧様式)

1クラス 1冊

43人分

平成 3年度卒業生 〈全9クラス〉(旧様式)

1クラス 1冊

42人分

北園高等学校三角

平成10年度卒業生〈全8クラス〉(様式1)

1クラス 1冊

34人分

八王子東高等学校

平成15年度卒業生〈全8クラス〉(様式1)

1クラス 1冊

39人分

武蔵村山高等学校

平成 9年度卒業生 〈全8クラス〉(様式1)

1クラス 1冊

42人分

平成10年度卒業生〈全7クラス〉(様式1)

3クラス 3冊

112人分

注北野高等学校三角

平成13年度卒業生〈全6クラス〉(様式1)

6クラス 6冊

216人分

 

合計

14クラス 14冊

528人分

(注)三角は誤廃棄した学校、無印は紛失した学校

(注)三角は誤廃棄した学校、無印は紛失した学校
注北野高等学校は、平成18年3月31日に閉校。事務引継校は、平成19年4月1日〜平成20年3月31日が志村高等学校、平成20年4月1日以降が板橋有徳高等学校

(2) 都教育委員会の対応

 当該校の校長から事情聴取等を行い、生徒指導要録の保管・廃棄の経過を調査した。
 その結果、北園高等学校については、大会議室内の耐火金庫の中に、北野高等学校については、事務引継校である板橋有徳高等学校の書庫内の耐火金庫の中に、保存すべき生徒指導要録(様式1)が保存期間の過ぎた生徒指導要録(様式2)と同じ綴りの中に綴じられていたことが分かった。
  さらに、北園高等学校が平成18年3月、北野高等学校の事務引継校である板橋有徳高等学校が平成19年3月に、保存期間を過ぎた生徒指導要録を廃棄した事実が判明した。関係者の事情聴取から、この時に当該生徒指導要録も保存期間の過ぎた廃棄すべき生徒指導要録(様式2)とともに誤廃棄されていたものとして認定した。
 また、深沢高等学校、八王子東高等学校、武蔵村山高等学校の3校については、学校内において紛失した可能性が高いことが分かった。
 各校とも、生徒指導要録の管理について過去の点検等が不十分であり、保管・廃棄等管理体制の強化を早急に図るよう指導した。

3 現在、生徒指導要録が所在不明である学校

 本日、改めて全都立学校に対して、平成元年度卒業生以降の保存期間内にある生徒指導要録の保管状況について確認したところ、3校の都立高等学校から、生徒指導要録の一部が所在不明であるとの報告があった。
 3校については、現在所在不明である生徒指導要録の捜索とその管理状況等を調査中であり、誤廃棄又は紛失したかどうかについても明らかになっていない。

 

【生徒指導要録の一部が所在不明であるとの報告のあった都立高等学校とその内容】

小岩高等学校(全日制) 平成 5年度卒業生 〈全8クラス〉 1クラス1冊 41人分
駒場高等学校(全日制) 平成10年度卒業生〈全8クラス〉 保健体育科1クラス1冊 41人分
新宿山吹高等学校(通信制) 平成3〜20年度卒業生   約10人分

4 再発防止策及び今後の対応

(1) 誤廃棄又は紛失した生徒指導要録については、当該校において、現時点において収集・確認ができる正確な情報に基づき、可能な限り再度作成するよう指導した。

(2) 単位修得証明書の発行等に際して、再度作成した生徒指導要録に基づき、記入できない部分が生じた場合は、当該校長からその経緯を証明書提出先に伝え、当該の卒業生が不利にならないよう配慮を求める。(なお、卒業証明書は卒業生台帳に基づき作成するので今回の事故の影響はない。)

(3) 当該校は、当該の卒業生やその保護者等に対して、ホームページ等を通してその対応を周知するとともに、説明会を開催し、今回の事故の状況や今後の対応について周知を図る。

(4) 当該校は、在校生に対して、今回の事故の状況や再発防止に向けた取組について説明するとともに、その保護者にも通知などを通して周知を図る。

(5) 生徒指導要録の点検と管理について、平成21年4月30日(木曜日)付けで本件を踏まえた通知文を全都立学校に発出する。

(6) 校長連絡会(平成21年5月7日(木曜日)開催)において、事故の詳細について説明するとともに、各校が通知文で示した生徒指導要録点検票を用いて生徒指導要録の点検を行うよう指導するなど、生徒指導要録の管理について徹底を図る。

(7) 教育庁内に再発防止検討委員会を設け、学校における生徒指導要録の保管・管理体制の構築等を図るとともに、教員研修も実施していく。

(8) 現在、生徒指導要録の一部が不明である学校については、引き続き捜索とその管理状況を詳細に調査する。

 


<問い合わせ先>
【教育指導に関すること】
指導部高等学校教育指導課
電話03-5320−6845
【学校の管理運営に関すること】
都立学校教育部高等学校教育課
03−5320−6743


 指導要録とは(PDF形式:35KB)


 平成21年3月末まで保存すべき生徒指導要録(PDF形式:105KB)


 様式(PDF形式:177KB)


 学校概要(PDF形式:30KB)


 幼児・児童・生徒指導要録の管理の厳正について(通知)(PDF形式:95KB)

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