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平成20年11月28日
教育庁
平成18年度都立日本橋高等学校入学者選抜における合格候補者の決定に際し、不正操作が行われ、当該高等学校を受検した2名が不合格になったとの告発があり、その事実を確認しましたので、お知らせします。
| <問い合わせ先> 都立学校教育部高等学校教育課 電話03-5320-6745 |
都立高等学校入学者選抜調査委員会は、不正の事実を踏まえ、全ての都立高等学校における入学者選抜の状況を把握し、全ての都立高等学校において入学者選抜が厳正かつ公平・公正に実施されているかどうかを確認するため。
(1)提出を求めた調査資料
(2)調査方法
(3)調査対象
| 入学選抜年度 | 17年度 | 18年度 | 19年度 | 20年度 |
|---|---|---|---|---|
| 実施校数(全日制) | 173 | 173 | 174 | 174 |
| 入学選抜年度 | 17年度 | 18年度 | 19年度 | 20年度 |
|---|---|---|---|---|
| 対象生徒数 (カッコ内は既卒生) |
446 (245) |
386 (196) |
408 (209) |
386 (194) |
| 対象校数 | 145 | 131 | 126 | 126 |
| 調査実施校数 | 145 | 131 | 126 | 126 |
| 入学選抜年度 | 17年度 | 18年度 | 19年度 | 20年度 |
|---|---|---|---|---|
| 実施校数(全日制) | 173 | 173 | 174 | 174 |
| 実施校数(定時制) | 73 | 67 | 55 | 55 |
調査により、不正操作が行われた当該年度の都立日本橋高等学校を除く全都立高等学校において入学者選抜が厳正かつ公平・公正に実施されたことを確認した。
(1) 都立日本橋高等学校における不正操作の過程
平成18年度の都立日本橋高等学校の合格候補者は、学力検査得点(600点満点)、調査書点(400点満点)に自己PRカード点(100点満点)を加えた総合成績により決定していた。総合成績を算出するに当たっては、都立高等学校入学者選抜要領で異なるグループにより複数回の点検作業を行うことを定めている。<別紙2>「合格者決定までの手続の流れ」参照
当該高等学校においても入学者選抜要領に基づき点検作業を行い、合格候補者を決定するための総合成績順に受検者を並べ替えた資料作成の段階までは選考作業は適正に行われていた。しかし、合否判定会議に提示する資料を作成する段階で管理職により次の不正な操作が行われた。
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(2) 既に中学校を卒業した受検者の調査書点及び自己PRカード点の不正な取扱いについて
中学校に在籍する受検者の場合、中学校で「調査書」を作成した段階で中学校長は、保護者へ「調査書記載事項通知書」を発行することとしている。このことにより、保護者及び受検者は自己の調査書点を知ることができる。また、選抜終了後学力検査得点、自己PRカード点等が記載された「学力検査等得点表」についても、在籍する中学校に送付し、保護者及び受検者がその内容を知ることができる。
しかし、既卒者の場合、「調査書記載事項証明書」が発行されないため、調査書点を知ることはできない。また、「学力検査等得点表」についても、受検した高校で開示を求めることができるようになっているが、本人には直接通知されていない。
こうしたことを背景に、当該受検者2名を最下位にするために安易に他の受検者数名の調査書点及び自己PRカード点を不正に操作したものと考えられる。
(1) 既卒の受検者に対する調査書の記載内容及び学力検査得点等を通知する方法、面談の実施による受検者の意欲を確認するなど制度上の課題について検討し早急に対応策を講じる。
記載事項通知書の取扱については区市町村教育委員会をとおして中学校へ協力を依頼するとともに、学力検査得点表及び調査書の写しを本人に通知する。
(2) 外部の有識者を加えた入学者選抜制度検討委員会(仮称)を設置し、不正を防止し、入試の透明性を高める観点から現在の選抜制度について検討・検証する。検討・検証した結果については、平成22年度入学者選抜検討委員会で更に検討を加え、制度改善を実施する。
(1) 都教育委員会からの都立高等学校を受検する生徒及び保護者へ向けたお詫びの文書をホームページに掲載すると共に11月28日(金曜日)付で区市町村教育委員会を経由して中学校へ発出する。併せて本件を踏まえ、全力をあげて信頼回復に努める旨と平成21年度入学者選抜に対する協力を区市町村教育委員会及び区市町村教育委員会を経由して中学校へ依頼する。
(2) 厳正かつ公平・公正な入学者選抜の実施について、11月28日(金曜日)付で本件を踏まえた通知文書を全都立高等学校に発出する。
(3) 臨時校長会(12月2日(火曜日)開催)において、事件の詳細について説明するとともに、再発防止と厳正かつ公平・公正な入学者選抜の実施と信頼回復について徹底を図る。
(1) 平成18年度入学者選抜日程
| 出願 | 2月6日・7日 | 取下げ | 2月14日 | 再提出 | 2月15日 |
| 検査 | 2月23日 | 発表 | 3月1日 | ‐ | ‐ |
(2)都立日本橋高等学校の総合成績の算出
学力検査と調査書の比率が6:4、自己PRカードの満点が100点
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6 : 4 |
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自己PRカード | |||||
| ↓ | ↓ | ↓ | ||||||
| 500点(100点×5教科) | 51点満点 | |||||||
| ↓ | ↓ | |||||||
| 600点(換算後) | + | 400点(換算後) | + | 100点 | ||||
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合格者決定までの手続の流れ 印刷用(PDF形式:210KB)
| Adobe Acrobat Readerは、 ここからダウンロードできます。 |
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平成18年度都立日本橋高校入学者選抜における不祥事は、都立高校入学者選抜の根幹にかかわることで、断じてあってはならないことです。関係の元受検生、そして、都立高校を志望している皆さん、保護者並びに都民の皆さん、東京都教育委員会は、都立高校入学者選抜に対する信頼を損なったことに対し、心からお詫び申し上げます。
この事案を把握して以降、東京都教育委員会は、直ちに調査委員会を設置し、この事案の全容解明を行うとともに、全都立学校における過去4年間に遡る調査を実施いたしました。その結果、平成18年度の日本橋高校入学者選抜で不正が行われたことが確認され、他の全ての都立高校においては、入学者選抜が厳正かつ公平・公正に実施されたことを確認いたしました。
東京都教育委員会は、今回の不祥事が起きた原因を徹底究明し、都立高校を志望している皆さんと保護者の皆さんに、二度と不安を与えることがないよう、再発防止策を厳しく講じてまいります。今後、都立高等学校入学者選抜に対する信頼回復に全力を挙げるとともに、入学選抜の公平・公正を確保するため、制度の一層の工夫改善に取り組んでまいります。
平成20年11月28日
東京都教育委員会
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