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東京都教育委員会では、平成16年4月に「東京都教育ビジョン」を策定しました。その中で「日本の伝統・文化への理解を深め、郷土や国に対する愛着や誇りをはぐくむとともに、多様な文化に対する理解を深め、国際社会に生きる日本人としてのアイデンティティをはぐくむ教育を推進する」ことを提言しています。
これを受け、平成17年度より日本の伝統・文化理解教育推進会議を設置するとともに、各学校の指導の参考となるようなカリキュラムや副教材等の開発を行ってきました。また、平成18年度までの2年間、日本の伝統・文化理解教育進校を全都で60校指定し、各学校への普及・啓発を図ってきたところです。
今年度からは、新たに、学校設定教科・科目「日本の伝統・文化」を開設する都立学校に対する支援や、全都で推進モデル地域を6地域(区市)指定し、小・中学校における系統的な指導を目指すなど、日本の伝統・文化理解教育の一層の推進に向けた事業展開を行っています。
このたび、こうした東京都における「日本の伝統・文化理解教育」の推進状況について、別紙のとおり、本日開催の第18回教育委員会定例会にて報告しましたので、お知らせします。
| <問い合わせ先> 教育庁指導部指導企画課 電話 03-5320-6869 |
| 事項 | 都立学校への支援 | 小・中学校への支援 |
| 1 都立学校「日本の伝統・文化」開設校への支援事業 | 都立学校における学校設定教科・科目「日本の伝統・文化」開設校に対する外部講師等派遣 平成19年度 学校設定教科・科目「日本の伝統・文化」で実施している学校(26校28課程) |
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| 2 カリキュラム開発事業 | ― | 総合的な学習の時間におけるカリキュラム開発 カリキュラム等の開発 |
| 3 モデル地域事業 | ― | モデル地域として都内6地域を指定し、域内の研究指定校を中心として小・中学校における日本の伝統・文化理解教育の推進、成果の普及・啓発
推進モデル地域(区・市) |
| 4 教員研修事業 | 教員対象の研修を実施(8月〜11月) | |
| 5 普及・啓発事業 | 日本の伝統・文化理解教育プログラムの作成及び都内公立学校全教員への配布 児童・生徒が国際交流を行う際に使う教材「世界に伝えたい日本の伝統・文化」(リーフレット)の作成 日本の伝統・文化実践発表会の開催 カリキュラム等の開発 |
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| No. | 学校名 | 課程 | 講座数 | 科目名 | 主な学習の内容 |
| 1 | 一橋高等学校 | 定時制 | 1 | 伝統工芸実践 | 木目込み人形づくりを通して日本の伝統工芸の基礎を教え、日本の伝統・文化の一端を理解させる。 |
| 2 | 三宅高等学校 | 全日制 | 2 | 三宅島造形素材演習 | 三宅島における野外学習(素材採集等)や三宅島の自然素材を活用した制作活動等を行う。 |
| 3 | 晴海総合高等学校 | 全日制 | 7 | 日本文化、邦楽、郷土芸能等 | 我が国の伝統的な文化に触れさせ、日本文化の特質について認識と理解を深めさせる。 |
| 4 | つばさ総合高等学校 | 全日制 | 1 | 日本の伝統・文化 | 華道・茶道の稽古を通じて日本の伝統・文化を学ばせる。 |
| 5 | 飛鳥高等学校 | 全日制 | 5 | 日本の伝統・文化T〜W | 茶道・華道・箏・伝統工芸(染色、木工、鍛金)を通して、日本の伝統・文化を学ぶ。 |
| 飛鳥高等学校 | 定時制 | 2 | 日本文化T(華道)、日本文化U(茶道) | 華道、茶道を通じて、日本の伝統・文化に触れさせる。 | |
| 6 | 秋留台高等学校 | 全日制 | 1 | 表現活動 | 和太鼓の演奏を通じて、自分を表現する体験をさせる。 |
| 7 | 杉並高等学校 | 定時制 | 3 | 将棋、茶道、華道 | 将棋の歴史、基本的な技能、対局の実践。茶道・華道の歴史、基本的な作法や技能における理論と実習を行う。 |
| 8 | 六本木高等学校 | 定時制 | 1 | 日本舞踊 | 日本舞踊の基礎(立ち居振る舞い・着付け・舞扇を用いた個別及び集団舞踊)について学ばせる。 |
| 9 | 忍岡高等学校 | 全日制 | 8 | 日本舞踊、将棋等 | 日本舞踊、将棋、茶道、華道、おことT・おことU、和太鼓、朗読に関する学習を行う。 |
10 |
田園調布高等学校 | 全日制 | 1 | 日本の伝統・文化 | 茶道(前期)、筝曲(後期)により日本の伝統・文化を理解させる。 |
| 11 | 中央ろう学校(高) | ― | 1 | 日本の伝統・文化 | 茶道、手話狂言を通して、伝統・文化について学ぶ。また、講師とのふれあいを通して自己の生き方を考えさせる。 |
| 12 | 足立東高等学校 | 全日制 | 5 | 茶道、陶芸、囲碁、和太鼓等 | 実技体験を通して日本の伝統文化に対する歴史や技術を学び、理解を深めさせる。 |
| 13 | 上水高等学校 | 全日制 | 12 | 演劇、朗読、武道等 | さまざまな表現の形態、技法を学ぶ中で日本の伝統・文化について考えさせる。 |
| 14 | 北豊島工業高等学校 | 全日制 | 1 | 設計類型実習 | きさげ加工(金属加工)の紹介と技能を習得させる。 |
| 北豊島工業高等学校 | 定時制 | 1 | 匠の技 | 「ものづくり」教育に関する発展学習として「からくり人形」、「きさげ」について学ばせる。 | |
| 15 | 杉並総合高等学校 | 全日制 | 4 | 邦楽、日本舞踊、茶道、華道 | 伝統・文化を学びながらその成り立ちを理解すると共に日本文化を紹介できるような能力を身に付けさせる。 |
| 16 | 調布北高等学校 | 全日制 | 2 | 江戸の遊び・くらし、生活の中の書 | 江戸のアニメーションの再現上演、染の伝統の活用、仮名や日本の書の伝統について学ばせる。 |
| 17 | 若葉総合高等学校 | 全日制 | 12 | 茶道、伝統音楽、伝統工芸等 | 茶道の成立ちや実技、箏と三味線、陶芸や日本文化の再発見、代表的な日本史史料講読等を行う。 |
| 18 | 美原高等学校 | 全日制 | 4 | 弓道、実用書道、日本文化入門、和太鼓 | 弓道、書道、華道・茶道・棋道、和太鼓を選択して学ぶことにより日本の伝統・文化にふれさせる。 |
| 19 | 国際高等学校 | 全日制 | 4 | 日本文化、日本の伝統芸能等 | 衣・食・住、舞と謡い、伝統音楽、陶芸等を学ばせる。 |
| 20 | 桐ヶ丘高等学校 | 定時制 | 1 | 暮らしとマナ− | 茶道・華道、着付け、風呂敷の使い方、手紙の書き方等から、礼儀やマナー、身だしなみ等を身に付けさせる。 |
| 21 | 大森高等学校 | 定時制 | 1 | 国際都市東京 | 大田区の地場産業の歴史と現状等について学ばせる。 |
| 22 | 深沢高等学校 | 全日制 | 1 | 日本の伝統・文化 | 茶室を活用した礼法・着付・茶道・和太鼓、生け花、墨絵等について学ばせる。 |
| 23 | 浅草高等学校 | 定時制 | 1 | 落語研究 | 落語を通して江戸時代から伝わる伝統文化を学ぶ。プロの落語家による実演・解説・実習を行う。 |
| 24 | 第五商業高等学校 | 全日制 | 1 | 体育・弓道 | 弓道の理論、実技、礼法等を通して日本の伝統・文化を学ばせる。 |
| 25 | 八丈高等学校 | 全日制 | 2 | 郷土文化実習、海洋文化 | 郷土芸術「黄八丈」の学習等により郷土を愛する心及び伝統について学ばせる。 |
| 26 | 蒲田高等学校 | 全日制 | 1 | 日本の伝統・文化 | 現役落語家等の指導のもと日本の伝統・文化、芸能に積極的に取り組ませ、礼儀・マナーを身に付けさせる。 |

| 教育課程上の位置付け | 校数 |
| 学校設定教科・科目「日本の伝統・文化」で実施している学校 | 26校 |
| 学校設定教科・科目以外(音楽、体育等)で実施している学校 | 28校 |
| 総合的な学習の時間で実施している学校 | 35校 |
| 特別活動で実施している学校 | 15校 |
| その他(部活動等)で実施している学校 | 79校 |
日本の伝統・文化カリキュラム(委員7名)(小・中学校向け) 完成予定20年12月
日本の伝統・文化理解教育プログラム(委員9名)(全校種向け) 完成予定21年2月
国際交流のための教材「世界に伝えたい日本の伝統・文化」(全校種向け) 完成予定20年5月
| 地域(教育委員会名) | 研究指定校 |
| 杉並区教育委員会 | 3校(小学校2校・中学校1校) |
| 板橋区教育委員会 | 4校(小学校3校・中学校1校) |
| 荒川区教育委員会 | 3校(小学校2校・中学校1校) |
| 八王子市教育委員会 | 5校(小学校3校・中学校2校) |
| 武蔵村山市教育委員会 | 4校(小学校3校・中学校1校) |
| あきる野市教育委員会 | 8校(小学校7校・中学校1校) |
| 計 27校(小学校20校・中学校7校) |
「日本の伝統・文化理解教育」の推進状況について 印刷用(PDF形式:257KB)
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