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銃砲刀剣類を発見したとき

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最終更新日:令和5年(2023)3月17日

発見とは、「田舎の家を解体したら屋根裏から刀が出てきた。」「祖父の遺品から刀が見つかった。」というような場合を言い、見つかった地域を管轄する警察署へ発見の届出を行うと交付されるのが、「発見届出済証」です。

登録は、発見した人が住んでいる都道府県教育委員会で行うことが原則です。

銃砲刀剣類を発見したとき、警察署へ「発見届」を提出し、「発見届出済証」が交付される

登録する際には、必ず、公的機関の証明書がないと登録できません。「発見届出済証」のほかに、空港警察署からの「引渡書(輸入)」、東京税関からの「外国から到着した郵便物のお知らせ(輸入)」、輸入港を抱える都道府県の「登録可能証明書(輸入)」、警察からの「所持許可証(登録可能なものに限る)」、文化庁・都道府県教育委員会が発行した「美術刀剣製作承認書(刀匠に限る)」及び「美術刀剣製作完了報告書(同)」、道府県教育委員会からの「新規登録依頼書」、検察庁の「不起訴処分告知書」などです。違法性の無いことを公的機関により証明された銃砲刀剣類に限ります。

1 登録の基準

(1) 刀剣類の登録

  • ア 日本刀とは、武用又は観賞用のために日本刀製作方法に則り製作されたもので、素材に玉鋼を使用し鍛錬し焼入れを施したものを言い、たち、刀、わきざし、短刀、やり、剣、なぎなた、ほこを含みます。
  • イ 登録の条件として必要なことは、刀剣類の材料に玉鋼が使用されていること、繰り返し鍛えられ焼きを入れてあり、美術品として姿、鍛え、刃文、彫り物等に美しさが認められ、又は各派の伝統的特色が明らかに示されているものであることが必要です。

(2) 銃砲類の登録

  • ア 登録対象と認められる古式銃砲は、火縄式銃砲、火打ち石式銃砲、管打ち式銃砲、紙薬包式銃砲、ピン打ち式銃砲、前各号に準ずる銃砲とされ、日本国内で製造されたものであれば、概ね慶応三年(西暦1867年)以前に製作されたものであることが必要です。
  • イ 外国製のものであれば、概ね慶応三年(西暦1867年)以前に日本国内に伝来したものであることが資料等により証明できるものとされています。

2 登録の手続方法

  • (1) 登録申請書に住所・氏名・電話番号を記入し、添付書類欄「1 発見届出済証」にマルを付した上、下記届出郵送先に提出し、審査会の予約を行います。「発見届出済証」とともに審査会受付に提出し、登録する数に応じた登録審査手数料(1振(丁)につき6300円)を納入します。
  • (2) 登録審査委員により鑑定を受け、登録基準を満たす銃砲刀剣類であると判断されれば登録原票・登録証を作成し、東京都教育委員会が登録証を交付します。
    登録できない銃砲刀剣類であった時は、「登録不可通知書」を交付します。
  • ※審査会の詳細は「東京都銃砲刀剣類登録審査会の御案内」を参照ください。
  • 登録審査手数料について・・・手数料は、審査を行った結果、登録できず「登録不可通知書」の交付であっても、お返しすることはできませんので、御了承ください。また、審査の結果、登録が不要であることが判明した場合も同様です。

3 登録不可の銃砲刀剣類の取扱

  • (1) 登録できなかった銃砲刀剣類は、原則として所持することはできません。お住まいの地域の所轄警察署生活安全課保安係までお電話等にて届け出て、「登録不可通知書」と銃砲刀剣類を渡せば無料で廃棄処理をしてくれます。
    所持ができないのは刀身のみであるため、希望すれば拵え(鞘や柄)は、取り外して持ち帰ることができます。
  • (2) 「遺品なので廃棄するには忍びない」と思われる方は、国公立の博物館・美術館であれば、一般の方々への観覧に供することを前提に、登録証がない状態で所持・保管が可能とされていますので、寄付等の手続を取ってお譲りしていただける場合があります。
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お問い合わせ

問い合わせ先・各届出郵送先
〒163-8001 東京都新宿区西新宿2-8-1 東京都庁第二本庁舎16階
教育庁地域教育支援部管理課文化財保護担当 刀剣担当
電話 03-5320-6862 ファクシミリ 03-5388-1734

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