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平成29年3月1日

平成28年度特別支援学校生の海外芸術体験プログラム
「台湾セミナー2016」


 東京都教育委員会は、学校法人中込学園(東洋美術学校)の協力により、平成14年度から、都内の聴覚障害特別支援学校中学部に在籍する生徒を対象に、特別支援学校生の海外芸術体験プログラム(以下「本プログラム」という。)を実施しています。本プログラムは、海外の美術作品や文化遺産を学び、自ら描くことを通じて美術を愛好する心を育むとともに、異なる生活習慣や制度に触れ、その違いを理解し、互いを認め合う心をかん養することなどを目的としています。
 今年度も、「台湾セミナー2016」(以下「セミナー」という。)として、平成28年12月14日の結団式を経て(結団式の様子はフォトニュースを御覧ください)、平成28年12月26日から同月30日までの日程で10名の生徒を台湾に派遣しました。
 台湾では、世界四大博物館の一つと言われている故宮博物院をはじめ、国立台湾博物館、総統府などの数々の名所を訪れ、台湾の歴史や文化、芸術を学びました。また、街並みが印象的な九份(きゅうふん)や、大自然が造りだした奇石が並ぶ野柳地質公園(やりゅうちしつこうえん)では、東洋美術学校引率者の指導の下、水彩絵の具を用いて写生に取り組みました。生徒は、真剣な面持ちで、納得が行くまで黙々と筆を走らせていました。
 また、セミナー後半には、台北市のろう学校である台北市立啓聰けいそう 学校を訪問し、現地の生徒との交流を行いました。啓聰学校への訪問は4回目となり、年々充実した交流を行っています。今回も啓聰学校の教職員や生徒に温かく迎えられ、生徒は日本の紹介を交えたシルエットクイズと手話で歌を表現する「手話歌」を披露しました。また、共同で行った作品作りを通じて、手話や日常言語が異なる相手に対し、どのようにして自分の考えを伝えるべきかを学び取り、交友を深めていました。短い時間ではありましたが、最後は別れを惜しみながら啓聰学校を後にしました。
 平成29年1月28日には、東京都立中央ろう学校において、本プログラムの集大成となる報告会を実施しました。生徒は、台湾の芸術や美術作品から感銘を受けたことに加え、日本とは異なる食文化や生活習慣、同年代の台湾の生徒との交流を通じて得た異文化に対する思いや考えを報告しました。一丸となって本プログラムに取り組んできた生徒の表情は、自信にあふれていました。また、現地で写生した作品には、出席者から多くの称賛の声を頂きました。


故宮博物院にて生徒たちの集合写真
(写真:故宮博物院にて)

<問合せ先>
教育庁都立学校教育部特別支援教育課管理担当
電話 03-5320-6753
ファクシミリ 03-5388-1728
メール S9000012 (at)section.metro.tokyo.jp
(at)を@に変更してメールをお送りください。