とうきょうの教育 第114号 小学校版
公開日:平成30年(2018)6月20日
No.114小学生版PDF [5.7MB]
平成32年度から必修化が決定
東京都でプログラミング教育の実践が始まっています
Q1 プログラミング教育とは何?
A1
社会が情報技術によって支えられていること、プログラムが社会の発展に大きく貢献していることなどについて、プログラミングを体験しながら理解を深め、論理的に考える力を身に付けるための学習活動です。
Q2 なぜ学ぶ必要があるの?
A2
子供たちが将来どのような職業に就くとしても、時代を越えて求められる論理的思考力「プログラミング的思考」※を身に付けることが必要となります。
※自分の考えを実現するために、何をどのように組み合わせるとよい結果が得られるかなどについて、論理的に考える力を「プログラミング的思考」といいます。
企業と連携して 授業を作り上げています
平成29年度は都内公立小学校7校を情報教育推進校(主にプログラミング教育を推進)に指定し、企業等から人的・物的資源の提供を受けた授業を実践し、事例集にまとめました。
小学校6年生 理科
明るさセンサー教材を活用して、電気を有効活用するためのプログラムを作成。
小学校6年生 総合的な学習の時間
自分たちが意図したとおりにロボットが動くようプログラムを作成。
平成30・31年度の取組
「プログラミング教育推進校」を都内公立小学校75校に拡大し、研究発表や公開授業を通して、各地区の学校に普及していきます。
企業との連携をサポートします。
連携がスムーズに進むよう、教育委員会がサポートします。
各地区で推進校公開授業等の実施
平成32年度以降、全ての小学校でプログラミング教育を実施
- 中学校では…
「技術分野」の授業などで、引き続き学びます。
- 都立高校では…
「情報」の授業などで、引き続き学びます。
問合せ先
指導部指導企画課情報教育担当 電話:03(5320)6848 ファクシミリ:03(5388)1733
平成30年度 “東京都教育委員会の主な事業を紹介します”
東京都教育委員会の教育目標である「東京都教育ビジョン (第3次・一部改定)」で示した<7の柱・10の取組の方向性>に基づき、平成30年度教育庁主要施策を定めました。
主な事業の中から、小学校に関連した取組を中心に紹介します。
知
(1)個々の子供に応じたきめ細かい教育の充実
- ■ 基礎的な学習内容を習得するため「東京ベーシック・ドリル」及び同ソフトを活用して基礎・基本の定着を図ります。
(2)世界で活躍できる人材の育成
- ■ 小学校における英語教科化に向けて、専科指導教員の配置など指導 体制を整備するとともに、東京都独自の教材「Welcome to Tokyo」の活用を進めます。
- ■ 英語を使用する楽しさや必要性を体感しながら、体験的・実践的な学習を行う場として「TOKYO GLOBAL GATEWAY」を平成30年9月に開設します。
徳
(3)社会的自立を促す教育の推進
- ■ 学校、家庭及び地域社会が一体となって、子供たちの豊かな心を育むため、小・中学校等において「道徳授業地区公開講座」を実施します。また、道徳教育に関する保護者向けDVD教材も活用し、講座の内容の充実を図ります。「特別の教科 道徳」が全面実施されることに伴い、道徳教育の一層の充実を図ります。
(4)子供たちの健全な心を育む取組
- ■ いじめ問題などに悩む子供たちやその保護者等からの相談体制を強化するため、いじめ相談ホットライン(無料)と教育電話相談(有料)をフリーダイヤルに一本化します。
- ■ 自殺予防教育の充実を図るために作成したDVD教材を活用し、「SOSの出し方に関する教育」を実施します。
- ■ 「いじめ総合対策(第2次)」に基づき、各学校において、いじめの早期発見、早期対応等の対策を確実に推進します。
体
(5)体を鍛え健康に生活する力を培う
- ■ 「アクティブプラン to 2020-総合的な子供の基礎体力向上方策(第3次推進計画)-」に基づき、運動・スポーツに親しむ元気な子供たちを育成するために、子供たち一人一人の基礎体力の向上に全校で取り組みます。
- ■ 健康づくりの推進として、「がん教育リーフレット」を配布して各学校での活用を促し、がん教育の充実を図ります。
オリンピック・ パラリンピック教育
(6)東京オリンピック・パラリンピック教育の推進
- ■ 都内全ての公立学校において、引き続きオリンピック・パラリンピック教育を推進し、「ボランティアマインド」「障害者理解」「スポーツ志向」「日本人としての自覚と誇り」「豊かな国際感覚」の五つの資質を重点的に育成します。
- ■ 特別支援学校と小・中・高等学校の障害者スポーツによる交流大会を開催し、障害者への理解と障害者スポーツの普及を一層進めます。
学校
(7)教員の資質・能力を高める
- ■ 現職教員の資質・能力の向上を図るため、教員が主体的に視聴できる研修動画の配信などを行います。
- ■ 全ての教員が自己のキャリアについて考えることができる研修履歴自己管理システム「マイ・キャリア・ノート」の活用を推進します。
(8)質の高い教育環境を整える
- ■ 教員一人一人が心身の健康を保ち、誇りとやりがいをもって仕事ができる環境を整備することが重要であるため、学校教育の質の維持向上を目的として「学校における働き方改革」に取り組みます。(詳細は下段をご覧ください。)
- ■ 発達障害のある児童・生徒が在籍校で特別な指導を受けられるようにするため、小・中学校において特別支援教室の導入を推進します。
家庭
(9)家庭の教育力向上を図る
- ■ 地域の人材を活用して、子供たちや保護者の相談に応じる「家庭と子供の支援員」を配置し、子供たちが抱える様々な問題や、保護者の不安や悩みの解消等を図ります。
地域・社会
(10)地域・社会の教育力向上を図る
- ■ 子供たちの安全・安心な居場所であるとともに、放課後の体験・学習活動等の充実を図るため、外部人材を活用した小・中学校における「放課後子供教室」や「地域未来塾」の取組を推進します。
平成30年度 東京都教育委員会の予算
平成30年度の東京都教育委員会の予算額は8,184億円で、東京都の一般会計予算7兆460億円の約12%を占めています。
詳しくは「平成30年度の教育予算」をご覧ください。
問合せ先
詳しくは「施策」をご覧ください。
東京都英語村TOKYO GLOBAL GATEWAY(TGG)はいよいよ9月に臨海エリアにオープン!
~4月から一般利用の予約を始めました!~
東京都教育委員会では、児童・生徒が英語を使う楽しさや必要性を体感でき、学習意欲を自ら高めることを目的に、体験型英語学習施設「TOKYO GLOBAL GATEWAY」の開設準備を、今年9月のオープンに向けて進めています。
4月から一般利用の予約受付を始めました。
どのようなプログラム?
- ■ レストラン、ホテル、カフェなど、海外にいるかのような空間で、日常生活でのコミュニケーションを体験できます。
- ■ この他、一般利用専用のプログラムも開発中。
どのような利用形態?
- ■ 学校以外の一般向けサービスとして、個人、家族、友人、学習塾など様々な形態で体験することができます。
予約ができる利用時期は?
- ■ 平成30年9月から12月の利用分まで予約できます。(平成31年1月以降の申込みは利用日の3か月前から。)
利用するプログラムによって料金が異なります。利用料金、サービス内容、予約方法など詳しくはこちら。
メールマガジンのほか、SNSでの情報発信も行っています。
問合せ先
(株)TOKYO GLOBAL GATEWAY 電話:0120(86596)1
東京都教育委員会は学校における働き方改革を推進します!
- 昨年、東京都教育委員会が実施した教員勤務実態調査において、いわゆる「過労死ライン」相当にある教員が多数存在することが明らかになりました。
- こうした教員の長時間労働を改善するため、本年2月、東京都教育委員会は「学校における働き方改革推進プラン」を策定しました。
- 東京都教育委員会は、保護者や地域社会の皆様のご理解とご協力の下、区市町村教育委員会や各学校とも連携し、組織を挙げて学校における働き方改革に取り組んでいきます。
- ※過労死ラインとは
- 厚生労働省「脳血管疾患及び虚血性心疾患等(負傷に起因するものを除く。)の認定基準」において、発症前1か月間に100時間又は2~6か月間平均で月80時間を超える時間外労働が認められる場合は、業務と発症との関連性が強いとされている。
- 今後、本プランの取組を着実に推進し、教員が 心身共に健康な状態で子供たちの指導にあたることができるようにしていきます。
- また、教員が自己研さんの時間をもてるようにすることで、授業や指導の質を高め、学校教育の更なる質の維持・向上に繋げていきます。
詳細はホームページをご覧ください。
「学校における働き方改革推進プラン(コンテンツは公開終了しました)」
問合せ先
教育庁総務部教育政策課 電話:03(5320)6713 ファクシミリ:03(5388)1725
話してみませんか?あなたの心配
幼児から高校生相当年齢の方を対象に、ご本人や保護者のどちらの方からもご相談を受けています。
電話相談
教育相談一般(東京都いじめ相談ホットライン)
いじめの相談以外にも子供の友人関係・学校生活・不登校の悩みや不安、子育て・家族関係・発達障害・自傷行為・家庭内暴力・体罰等のご相談を受けています。
来所相談(事前に上記の電話番号でお申し込みください。)
平日 9時~18時 毎月第3土曜日 9時~17時
高校進級・進路・入学相談
都立高校等への入学や転学・編入学、高校中途退学後等のご相談を受けています。
03(3360)4175
平日 9時~21時 土日祝日 9時~17時
来所相談(事前に上記の電話番号でお申し込みください。)
平日 9時~17時
英語、中国語、韓国・朝鮮語の通訳を介した相談
教育相談一般(東京都いじめ相談ホットライン)
0120(53)8288
高校進級・進路・入学相談
03(3360)4175
毎週金曜日 13時~17時(受付は16時まで)
来所相談(事前に上記の電話番号でお申し込みください。)
毎週金曜日 13時~17時(受付は16時まで)
メールによる相談
ホームページ上のフォームよりご利用できます。
http://www.e-sodan.metro.tokyo.jp/
電話相談
学校問題解決サポートセンター
都内の公立学校(幼稚園、認定こども園を含む)と保護者や地域住民との間で生じた問題に関し、学校等へ相談しているだけでは解決困難な場合にご相談を受けています。
- ※教育相談一般(東京都いじめ相談ホットライン)のみ、祝日・閉庁日・年末年始でも受付しています。
- ※教育相談一般<有料>は、東京都いじめ相談ホットラインと一本化してフリーダイヤル化しました。
- ※教育相談一般の旧電話番号03(3360)8008は、利用できなくなりましたのでご注意ください。
問合せ先
東京都教育相談センター
新宿区北新宿四丁目6番1号(東京都子供家庭総合センター4階)
電話:03(3360)4181 ファクシミリ:03(3360)4198
「自画撮り被害」を防止しよう
青少年がだまされたり脅されたりして、自分の裸体等を撮影し、メール等で送らされる、いわゆる「自画撮り被害」が多発しています。
- 裸体等の画像を青少年に不当に求めることは犯罪です!
- 青少年は求められても画像は送らないことが大切です。
- 画像の送信後でも、早く対応すれば拡散を抑えることができます。
- 困ったら都の相談窓口「こたエール」に相談しましょう。
自画撮り被害に遭った子供の数の推移
「警察庁統計資料」より
電話相談
インターネットなやみゼロに
0120(1)78302
※平成30年4月1日から電話番号がフリーダイヤルになりました。
メール相談
24時間受付
http://www.tokyohelpdesk.jp/
問合せ先
青少年・治安対策本部総合対策部青少年課
電話:03(5388)3186 ファクシミリ:03(5388)1217
東京都立図書館ホームページが学習・読書に役立ちます!
https://www.library.metro.tokyo.jp/
平成30年3月にリニューアルした東京都立図書館ホームページは、さらに分かりやすくなり、新たなコンテンツも追加しました。
学習や読書活動に役立つ情報がいっぱい
- 小学生のための「こどもページ」、中高生のための「青少年ページ」
- 自由研究に大活躍の「これならできる!自由研究111枚のアイディアカード集」を掲載
- 中学生向けブックリスト「扉をあけて」
オリンピック・パラリンピックの学習情報がパワーアップ
オリンピック・パラリンピックや世界の国々について学ぶのに役立つブックリスト
外国語の子供の本、英語多読棚
児童書や中高生世代向けの本は都立多摩図書館で所蔵しています。
やさしい英語を多く読む「英語多読」に使える本もあります。
問合せ先
東京都立中央図書館 電話:03(3442)8451 ファクシミリ:03(3442)9500
東京都立多摩図書館 電話:042(359)4020 ファクシミリ:042(359)4121
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